『春期限定いちごタルト事件』読書会

こんにちは。名古屋大学文芸サークルの三水です。
春休みを利用して読書会を開きました。その報告です。
課題図書は米澤穂信『春期限定いちごタルト事件』。

読書会で配布したレジュメはこちら。

以下、参加者の感想を集めました。


・おいしいココアの作り方がおもしろかった
・・常人がやらないこと（候補としてあがらないもの）をやっている
・主人公が論理的にうごいている
・題名が意味深い
・・読み終わったあとの発見がおもしろい
・スケールがせまい話とひろい話が交互になっている
・・それに感づいたら読むのが楽しくなった
・携帯の画像が見れなかった、のくだりがおもしろかった
・主人公を天才にしすぎない工夫を感じた（そんなに天才じゃないよアピール）
・解くか解かないかのジャッジがあって、人間らしい
・小佐内さんの動きの描写がおもしろい
・・「正座しながらあとずさる」とか
・・コメディ的
・「For your eyes only」書き手としては相当自信がないと書けないラストと思う。かっこいい
・春期限定いちごタルト事件という表題作があると思ったけど、全体でいちごタルト事件だったのがおもしろかった
・小佐内は探偵というよりは策士に思える
・小佐内さんにすごい騙された

今後も長期休暇などを利用して読書会をやっていきたいと考えています。

（三水夏葵）