五月四日、文学フリマに参加いたします。

みなさんこんにちは。
五月四日(月祝)に東京物流センターにて開催される第二十回文学フリマに、私たち名古屋大学文芸サークルは出店いたします。

会場:東京物流センター
開催日時:2015年5月4日
ブース:Eホール1階B-50
タイトル:湯煙
価格:500円


(表紙イラスト:午前零時)

 今年もこの時期がやって参りました。
 今回のルールは「最初の一文を二種類のうちのどちらかから書き始める」ことと「物語中のキーとなる場面は銭湯である」ことです。
 ただの日常の一部にして限られた空間である銭湯のなかでの出来事であるにもかかわらず、作者六者六様の魅力を持つ物語をどうぞお楽しみください。


 以下、掲載作品です。

グラビティ・グラフィティ   桜水
 引き寄せられて形になるだけが、全てではない。

死神を救ったおじいさんは誰なのだろうか   キリト
 その銭湯は必要とする人の元にだけ現れる。汗ではなく、流したいものや流すべきものが流せるときあなたなら何を流したいと思いますか?

セン・トー -Are you ready?-   源仙
 クロの組織と看板娘をはじめとしたガテン系の連中が戦うホットで湧き上がる話。
「またヤツらが現れたって!? 出撃ガッテン承知っ!」
「お嬢、『合点(ガテン)』違いですお嬢!」

菊柄の絹反物   三水夏
 町へ米を売りに出た白作は、道中、とある湯屋に立ち寄った。

銭湯というよりコーヒー牛乳の話   小堀珠那
 銭湯の跡取り息子がコーヒー牛乳を探す話。

壺湯でいっか、と彼女は   松村涼哉
 大学の天文研究会は銭湯へと来ていた。けれど世界は変えられていて、その名前には「スーパー」がついていた――このクソみたいなラブコメの最も優れている点は登場人物の誰もが不幸にならないことで、最も劣っている点はやはり登場人物の誰もが不幸にならないことなのだ。

4月11日(土)修正:「表紙イラスト:ロウ → 午前零時」