姉がいなくなった日から、樹は叔父夫婦と一言も会話を交わしていなかった。彼をこの家族へ繋ぎ止めていた唯一の楔が外れてしまっただけでなく、この夫婦にとっても、所謂希望の光という奴が消え失せてしまっていた。
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